脱毛というと、光やレーザーでの脱毛が主流ですが、一部、電気針脱毛をおこなっているサロンもあります。どんな脱毛で、痛みはどのくらいか?ニードル脱毛について調べてみました。
- ※記事内の価格は全て税込み価格です。
Contents
ニードル脱毛・針脱毛とは
現在、主流の脱毛といえば「レーザー脱毛」「光脱毛」ですが、ほんの10年ほど前までは「ニードル脱毛(針脱毛)」がメジャーだったそう…!
施術法は毛穴の向きに沿って電極(プローブ)を挿入して、微弱の電気を毛根に流して発毛組織を破壊、毛を1本ずつ確実に処理するというもの。
レーザーや光脱毛が開発で下火になってきていますが、現在も医療クリニックや一部サロンで取り扱いがあり、まだまだ根強い人気がある脱毛法です。
毛を1本ずつつまんでから脱毛するので、当日は毛を2~3mm程度伸ばして行く必要があります。「毛深いから見せるのが恥ずかしい」という人も多いかもしれませんが、スタッフは脱毛のプロ。開き直ってお任せしちゃいましょう…!
皮膚に針を刺すため、施術後はどうしても腫れや赤みが生じてしまいます。肌トラブルを回避するためにも、しっかりとアフターケアを行いましょう。
ニードル脱毛はその場でムダ毛を抜くので、終わった直後に毛がない状態になれるというメリットがあります。
医療針脱毛(絶縁針脱毛)
医療脱毛はFDA(米国食品医薬品局)が唯一「永久脱毛」と認めている脱毛方法です。永久脱毛とは「一生毛の処理をしなくてもいい状態、または毛の再生率が20%以下である場合」をいいます。レーザーや光脱毛は「毛を減らす」という脱毛法にあたり、厳密に言えば永久脱毛ではありません。(参考:エステでは永久脱毛できないの?)
かつて脱毛の主流だったニードル針は電圧を通した際に皮膚にやけどが生じていました。そこで考案されたのが、針に絶縁体をコーティングした「絶縁針」。絶縁体が皮膚への通電を防ぎ、皮下組織部分にのみ電気を流すので、強い電力を使用してもやけどの心配がありません。
ただし、専門的な施術がいるため絶縁針の使用は医療機関でしか認められておらず、サロンで使えるのはニードル針のみです。ニードル針は皮膚への通電を防ぐことができなきので、電力の出力を弱めて施術を行います。
ただ出力が弱いので絶縁針よりも長く電気を流す必要があり、どうしても皮膚への刺激が強くなります。麻酔の使用も医療機関でしか認められていないので、痛みを軽減することができません。
美容電気脱毛とは
美容電気脱毛とはサロンで行われるニードル脱毛のことを指します。デメリットが多いサロンでの脱毛でしたが、最近では痛みを抑えるためのさまざまな工夫がなされています。
施術法の種類も増えつつあるので、肌状態、毛質に合わせて選択できます。
電気分解法
電気分解作用により、毛包内で水酸化ナトリウムを発生させ、発毛組織を処理する脱毛法です。
どんなタイプの毛も脱毛できるという利点がありますが、1本当たりの処理時間が60~80秒ほどかかるため、フラッシュ、ブレンド法に比べ時間がかかるのが難点です。
高い永久脱毛効果がありますが、強い痛みも伴います。また施術時間や回数が多くなるため、他の脱毛と比べると高額です。
フラッシュ法
高周波を用いるもので、ニードル脱毛の中でも痛みが少ない脱毛法です。ムダ毛を除去したい部分に高周波を照射し、ムダ毛がスムーズに抜けるように準備。高周波の振動で発熱させ毛根を縮小させます。最後は抜けやすくなったムダ毛を抜き取って終了です。
高周波の出力が高いフラッシュ法と、マニュアル法があり、1本当たりの処理時間はフラッシュ法が1秒以下、マニュアル法は1~3秒ほど。
広範囲の脱毛ができるのでブレンド法ができない金属アレルギーの人も対応が可能です。電気分解法に比べると永久脱毛効果が落ち、毛質によっては施術できない場合もあります。
ブレンド法
永久性が高いけれど時間と費用がかかる「電気分解法」と、痛みは少ないが脱毛効果が落ちる「高周波法」を組み合わせ、ふたつのメリットを掛け合わせた脱毛法です。アルカリと熱の相乗効果で発毛組織を処理します。
一度に広範囲を脱毛できるのがメリットで、1本当たりの処理時間は3~20秒ほど。毛質も選びません。
ショートウェーブ法
プローブ(電極)を毛穴に挿入し、高周波を流して毛根部を破壊する脱毛法です。0.03~0.06秒と電気を流す時間が短いため、ブレンド法よりも痛みが少なく、施術もはやく終わります。
スーパーフラッシュ法
ショートウェーブよりもさらに速く、0.03秒の超高速脱毛で、痛みを最小限に抑えることができます。Vラインなど肌がデリケートな部分にも有効です。
TBCのスーパー脱毛とは?
TBCで行われている「スーパー脱毛」について問い合わせたところ、使用する機器が他サロンとは異なるという返答が。
日本人の肌質、毛の質、毛量に合わせて自社開発された脱毛機で、よりスムーズな脱毛が可能だそう!脱毛の種類は電気分解法、フラッシュ法・ブレンド法・ショートウェーブ法、スーパーフラッシュ法のすべてが用意されていて、カウンセリングで個人にあった脱毛法をおすすめしてくれます。ちなみに体験コースは「フラッシュ脱毛」で、処理時間は1本5~6秒程度とのことでした。
料金はいくらくらいかかる?
クリニック、サロンそれぞれの料金相場をまとめました。
クリニック
医療機関なので、脱毛処理とは別に、初診料、血液検査、軟膏代、麻酔代(必要であれば)などがかかります。サロンよりやや高額ですが、ほとんどのクリニックがテスト脱毛を実施しており、安心度は勝ります。
脱毛料金は1分(400円~)、5分(2000円~3000円)、30分(12000円~)など時間制にしている場合と、定額制(1回4~5万円)の2タイプがあり、時間制で区切っているところが多いです。脱毛終了までの総額は部位によりますが6~25万円が平均。
面積で換算するため、価格は毛量や部位によって異なります(脇の場合、相場は6~15万ほど)。クリニックは土日の施術が割増になっている場合が多いので、平日に通えばその分価格を抑えることができます。
別途料金の相場
- 初診料(カウンセリング)3000円~6000円
- 血液検査(肝炎やHIVなどの感染検査のため)5000円~
- 局所麻酔代(かかった場合)5000円~
- 軟膏代(部位による)1000円~4000円
- 絶縁針代1本5000円~
- テスト脱毛(針代込の場合が多い)6000円~
脱毛サロン
1本(100円~)と本数で換算する場合もありますが、毛量の多い人は費用がかさみますし、数える手間もかかるため、時間制か定額制を採用しているサロンがほとんどです。
時間制は1分、5分と細かく切っている場合もあれば、30分、60分と大きく区切っている店もあり、こちらも店によってさまざま。相場は、1分(100~500円)と店によって価格にばらつきがあります。
定額制の場合は両脇で約10万円、ビキニライン約40万、両手足 約50万が相場です。やや高額ですが1年間のフリープランコースや(12万円~)や体験コースなども用意されているので、とっつきやすさではサロンの方が上かもしれませんね。
サロンも別途でプローブ代を支払う必要があり、価格は数百円~数千円とまちまち。プローブは耐久性がなくなったら交換します。部位によって使用するプローブも違うので、2ヵ所の異なる部位を脱毛した場合は、2本分の料金を支払う必要があります。
回数はどのくらいかかる?
個人差はありますが、平均的な毛量の人が両脇の脱毛をした場合、1回1時間~1.5時間程度を目安とし、回数は5~6回ぐらい。2ヵ月に1回通うとすれば、脱毛終了まで1年~1年半ほどかかります。
痛みはどのくらい?
痛みの感じ方には個人差があるので、まったく痛くないという人もいれば、痛みが強くて途中でリタイアしてしまう人もいます。特に電気分解法、ブレンド法は痛みを強く感じる人が多いようです。
通電時間が短いスーパーフラッシュ法では、痛みはかなり少ないとのこと。また、クリニックというとレーザー脱毛はエステの光より痛いのですが、実はニードル脱毛では、クリニックの絶縁針脱毛のほうが痛みもだいぶ軽減されるそう。
妊娠中はできるの?
妊婦の方は、発毛に影響を及ぼすホルモンバランスが不安定なため施術できません。施術も毛穴に電気(または高周波)を通すというものなので、安全面からも施術不可とされています。
何歳でもできる?
サロンによっても条件は異なりますが、基本的に18歳未満は不可としているところがほとんどです。
産毛やほくろ、タトゥーのある肌にもできるの?
針脱毛は、産毛・白髪・まゆげなどの細かい毛にも対応できるのが特徴。ほくろから生えた毛も脱毛できます。
タトゥーのある肌に関しては、メラニンに作用するレーザーや光脱毛は、やけどの恐れがあるためできませんが、毛穴に針を刺すニードル脱毛であれば問題なく脱毛できます。
どんな部位にもできるの?どんな部位に向いている?
毛質を選ばないので、基本的に全身の脱毛に対応できます。向いているのは肌がデリケートな、Iラインの粘膜、乳輪、まゆげ、ヒゲなど。その他、レーザーで処理しきれなかった部分を脱毛するときにも適しています。
電気脱毛の施術をするには資格が必要?
絶縁針での脱毛は医療行為として考えられているので、絶縁針の施術は医師と看護師だけに限られます。
サロンではニードル針を使用し、電力の出力を弱めた医療行為にならない程度の施術が行われます。じつは脱毛専門の国家資格というものは特に存在しません。
その変わり日本医学脱毛学会が独自に定めた「認定脱毛士」というものがあり、そちらを施術スタッフに取得させているサロンもあります。
資格を持っていなくても経験をきちんとつんでいればいいのですが、まれに技術や知識に乏しいスタッフに施術をさせるなど、悪質なサロンもあるのでしっかりとした見極めが必要です。
不安な場合は医師や看護師が施術を行うクリニックを選びましょう。
トラブルと対処法
電気脱毛後は冷却などのアフターケアを行い、体を温める入浴、運動、飲酒は避けましょう。赤みがある場合は直射日光もNG。制汗剤の使用も一週間程度はお休みが必要です。おきうる肌トラブルと対処法をチェックしてみましょう。
赤み・腫れ
電気脱毛後に赤みや腫れは、アイスパックなどで冷却して化膿止めの薬を塗れば1~2週間程度で症状が落ち着きます。
内出血・かさぶた
まれにしかおこりませんが、針や麻酔針を挿入した際に内出血がおこる場合があります。皮膚は赤紫色に変色しますが、3週間程度で元に戻ります。
やけど
針を挿入し通電した際に点状のやけどをおこす場合があります。やけど場所を冷却し鎮静させて化膿止めを塗れば元に戻ります。放置しておくと色素沈着をおこす恐れもあるので、症状がひどい場合は担当医、もしくは医療機関にかかりましょう。
皮膚が硬くなる
毛が密集する脇などを脱毛すると、脱毛後に若干皮膚が固くなることがありますが、毛量が少なくなるにつれ元に戻ります。
皮膚が過敏になる
見た目に変化がなくても、脱毛後の皮膚がピリピリすることがあります。これは皮膚表面の神経が傷つけられ、過敏になっているためで、1~2ヵ月ほどたつと神経が再生され治まります。
リンパ腺障害
脱毛後に皮膚の中に「しこり」のようなものができる場合があります。押すと痛みがあるのが特徴で、おきる可能性はごくまれです。1~2ヵ月程度で治ります。
ニードル脱毛を行っているサロン
ニードル脱毛を行っているサロンを調べてみました。
脱毛サロン
自社開発の脱毛器を使用し、日本人の毛質に合わせた「スーパー脱毛」を導入。スーパー脱毛とライト脱毛を合わせた体験キャンペーンが、1回1,000円で受けられます。
ブランド法のニードル脱毛をおこなっているサロン。日本スパ・ウェルネス協会が認める「管理美容脱毛士」など、美容電気脱毛の資格取得者が全国に配属されています。
形成・美容外科で経験をつんだドクターの管理下で医療スタッフのみが施術するので、サロンですが絶縁針での脱毛が受けられます。
脱毛技術36年を誇る老舗のサロン。施術は時間制のみ。無料でカウンセリングが受けられます。
アメリカで主流の最新ニードル脱毛「ピコフラッシュ」「シンクロ」「マルチプレックス」という技法を採用。高速脱毛で痛みも最小限に抑えられます。アメリカ電気脱毛協会が認定したCPE(永久脱毛師国際認定資格)保有者が施術を行います。
1986年創業の老舗脱毛サロン。ブレンド法での脱毛を行っています。お得なチケット制度も設けられています。
ブレンド法のニードル脱毛を行っているサロン。施術者はCRE(電気脱毛師)の資格を保有。事前カウンセリングやトライアル脱毛も行っています。
レーザー脱毛や光脱毛との比較
針脱毛と、レーザー、光脱毛のメリット・デメリットを比較してみました。
脱毛法 | 針脱毛 | レーザー脱毛 | 光脱毛 |
---|---|---|---|
施術の内容 | 毛穴に針を刺し電気、高周波を流す | 皮膚の表面にレーザーを照射し、毛乳頭を破壊 | 光を照射して毛乳頭にダメージ |
メリット | ・永久脱毛が可能 ・毛質や部位を選ばず脱毛できる ・ほくろや日焼け肌でも脱毛できる | ・痛みが針脱毛よりは少ない ・短時間で処理が可能。 | ・痛みがほとんどない ・安全性が高い ・料金が安い ・短時間で処理が可能 |
デメリット | ・時間がかかるため ・料金が高い・肌トラブルがおきやすい。 ・痛みがある・ムダ毛を伸ばす必要がある | ・産毛、白髪は不可 ・ほくろ、日焼け肌は不可。 | ・産毛、白髪は不可 ・ほくろ、日焼け肌は不可。 |
針脱毛は施術後の肌トラブルがおきやすく、サロン選びは慎重にする必要があります。
まとめ
サロンによっては毛の全部を処理するのではなく、まびくように脱毛できる場合も。「今回は3,000円分だけ」と予算に合わせられるところもあるので、カウンセリングの際に相談してみましょう。
デメリットもあり、いまは主流ではなくなっているニードル脱毛ですが、確実に永久脱毛できる点は魅力的。
興味のある方は、広範囲の脱毛にはレーザーや光脱毛を併用するなどして上手に活用しましょう!
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